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【AdobeStock】3年ごとにやってくるW-8BENの更新方法【「提出済みのW-8納税フォーム、12月31日で期限が切れます」】

Adobe Stockから「提出済みのW-8納税フォーム、12月31日で期限が切れます」との件名のメールが届いたので対処しました。



最初は詐欺メールかと思ったんですが、
メールのソースを表示して、セキュリティも通過しているし、何よりXで皆さんに届いていると知って信用しました。
Gメールのソースとセキュリティはここから確認できます。

そもそも、なぜW-8BENが必要なのか、

W-8BENは、
アメリカ以外に住んでいて、アメリカから利益を得ている個人のための源泉徴収の報告証明です。
(アメリカ在住の方や企業から収入を得る場合の人は、また別の種類のフォームを使用します)
アメリカの内国歳入庁(IRS)が、このW-8BENの有効期限を3年間と定めているため、3年ごとに更新する必要があります。

アメリカと日本は条約(日米新租税条約)を結んでいるため、上記条件のように私たちが日本にいながらアメリカで利益を得る場合、源泉徴収率は0%と定められています。

ロイヤリティの支払いに課される源泉税率は国によって違い、米国源泉所得に30%の源泉徴収が適用されるところもあります。
支払い額に関わる大事な書類なので、ここは必須でやっておきましょう。

参考にしたサイトはこちらです。

W-8BEN 個人用納税フォームの更新手続き

Adobe Stockのトップページから管理画面に入ります。
メールに記載されたリンクをクリックしてもアクセスできます。



「寄稿者アカウント(コントリビューターアカウント)」→「税金に関する情報(タックス情報)」と進みます。
日本語約の表示のため一部、翻訳が違っています。



「ダウンロード」を選択すると、現在登録しているW-8申請書が確認できるので
保存しておくと便利です。
「アップデート」を選択します。


「アップデート」をクリックすると何やら納税について記載されていますが一読して「続行」をクリックします。

「個人」を選択して「続く」をクリック。

「あなたは米国と租税条約を結んでいる国の居住者です」の
「W-8BENを完了する」のところをクリック。


「*(アスタリスク)」の付いたところにダウンロードしたW-8BENフォームから文字列をコピペ等で入力しました。
「2時間以内に納税フォームが完了しなかった場合はやり直しになります」と脅されているので手早く入力します。

すべて入力して「Click to Sign」をクリック。
「You’re all set」が表示されたら設定完了です。


数分後2通のメールが届きました。

1通目はW-8BENが添付されており、サインが完了したことが記載されていました。
2通目は「お客様の源泉徴収申請フォームは承認されました」との件名のメールです。

確認してみる

もう一度、Adobe Stockのトップページから管理画面に入ります。
タックス情報から有効期限が更新されている事を確認して一安心。

以上W-8納税フォームの更新方法を紹介しました。

この記事を書いた人
グラフィックデザイナー
こまひかり

デザイン事務所やネットショップ勤務を経て、2020年退社+出産。KOMAWORKS設立。現在、在宅 業務委託+個人事業主。主にデザイン、広告製作を行います。