いざLPデザイン!
…でも縦横どのサイズで作ればいいの?
一般的なサイズと、その調べ方を説明するよ
制作するための第一歩、
どんなサイズで作ればいいかわからなくてつまづく、、、
あるあるです!!!わかります!!
特にグラフィックデザイナー(紙媒体中心)がWEBに転身した時に
立ちはだかる壁だと思います。
私も困ったし、きっとみんなも困ったはず。
解説します!
カンバスサイズ / アートボード
最近は当たり前すぎてなんとも思わなくなりましたが
illustratorでもPhotoshopでもXDでも新規作成するとこんな感じの画面が出てきますね
これはAdobeillustratorのアートボードサイズを選ぶ画面なのですが
タブをWEBに変えると、(大)とか(極小)とか(共通)とか
「なんでこんなに種類があるの?どれで作ればいいの・・・?」てなりました
会社の先輩やサイズ指示もあればいいのですが、フリーの方やこれから新しくルールを定めたい方にとっては、どうするのがベストか頭を悩ませる問題ですよね。
そもそも画面サイズって?どう決めるの?
画面サイズとは、今みている画面のサイズのこと。
でも、スマートフォンは人によっていろんな機種を使っているし、これからもいろんな機種が出ると思います。
PCに至っては最大画面幅でサイトを見ることある?…、ウィンドウ変化して自分で見やすいサイズに変えられちゃいますよね。
つまり、画面サイズはこれから無限に増えるし、
ルールなんて決められないし、決まりはないってことなんです。
その一方でこの画面サイズ、Webデザイナーやコーダーにとっては
めちゃくちゃ大事な問題なのに、全てに完璧に対応するなんてほぼ無理ゲーという現実があります……。
なので、決める基準としては世界中(日本語のみのサイトであれば日本)の人が一番使っているサイズになることが多いです。
みんなが一番使っているサイズの調べ方
みんなが使っている共通サイズなんてない! って感じだとは思うのですが、調べる方法がインターネットにはあります。インターネットはすごい。
そしてこのビックデータを提供してくれるのもすごい。
statcounter
https://gs.statcounter.com/screen-resolution-stats/desktop/japan
この全WEBデザイナーお気に入り必須の便利なサイトでは、
どの画面サイズが最も使用されているのか調べることができます。すごい。
画面サイズのシェア率だけでなく、
ブラウザやSNSのシェア率もわかるので、実際の実務では、
資料の根拠として提示したり方向の擦り合わせによく使ったりします
PCの推奨サイズは?
シェア率の高いデバイスの等倍サイズで制作するのがベスト!
つまり、PCに関してはみている人がもっとも多い
1920×1080pxのサイズが推奨サイズです。
実際にフルサイズでデザインすると大きすぎて見づらいので
1920×1080フルサイズ+
コンテンツエリア横幅1080ほどで、
背景などの1920サイズ時のことを考慮してデザインするのが現実的だと思います。
SP(スマートフォン)の推奨サイズは?
SPでは、390×844pxが最も多いです!
あれ・・・?なんか小さくない・・?と思った方大正解。
SPサイズは等倍サイズの2倍で作るのが主流です(横幅790×1688px)
その理由は、等倍サイズで作ると画像はジャミジャミ感を感じる仕上がりになるというのもありますが、一番はRetinaディスプレイというもののために行う行為なんです。
つまり、SPに関しては、
シェア率の高いデバイスの2倍サイズ
横幅790×1688px
で制作するのがベスト!
Retinaディスプレイってなんじゃい
Retina ディスプレイは、2010年に発売されたiPhone4に搭載されたことで話題となったディスプレイなんですが、公式サイトでは以下のような説明がされています。
Retina ディスプレイのピクセル密度はとても高く、通常画面を見るときの距離では、人間の目で一つ一つのピクセルを見分けることはできません。そのため、コンテンツが色鮮やかに細部まで再現され、画面の美しさに圧倒されます。
Apple公式サイト
つまりめっちゃ綺麗。ってことなんですが
Retinaディスプレイの方が解像度が高い(表示px数が多い)のがミソ。
当初のディスプレイよりも約2倍ものpx数で画像を表示しているので、画像自体を2倍で書き出す必要があるんです。
4つのレイアウトの呼び方と特徴
推奨サイズについてお話ししてきましたが、実は気にしなきゃいけないことって、それだけじゃないんです。
PCではウィンドウサイズが可変できる、SPでは多種多様な機種の画面幅や高さがある
そのそれぞれにベストな表示を目指さなければいけません。
動きに関する事なのでデザイナーさん向けよりも
コーダーさん向けなお話ですが、
知っておいた方が話が早いので、この知識は絶対必要だと思います。
気にしない人は、この囲み背景部分は読み飛ばしてOKです
1.レスポンシブレイアウト
ブレイクポイントで表示切替
SPサイズ、タブレットサイズ、PCサイズ、といった
コンテンツの配置・表示/非表示などを調整したデザインを用意し
ウィンドウサイズが指定ピクセル以上になったら指定CSSに切り替わるようにすること。
CSSの切り替わりをブレイクポイントと呼びます。(なんかカッコイイ)
ちなみに幅固定デザインの事をソリッドレイアウトと呼びます
昔ながらのサイトの作りです。
スマホファースト・モバイルフレンドリーなどと呼ばれる流れが増えて
ソリッドレイアウトだけではスマホで見づらくなったため、
CSSで切り替えるレスポンシブレイアウトが生まれました。
2.リキッドレイアウト
どんな幅でも横幅100%
ぬるっと動くサイトです。「リキッドデザイン」は、どのデバイスでも画面の横幅に合わせてコンテンツの表示サイズがピッタリに可変されるレイアウトです。
3.フレキシブルレイアウト
ブレイクポイント+リキッド
「フレキシブルレイアウト」は、リキッドレイアウトと同じで要素の単位を%で指定しますが、最小幅と最大幅も指定したレイアウトです。
4.グリットレイアウト
ブロックの組み合わせ
要素を幅と高さから、画面を縦横に格子状に分割し、ブロックで構成したレイアウトです。
サイトによっても似合う似合わないや、金額の問題、お客様の希望など、色々な条件の中で適切なレイアウトというのは変わってきます。
こういったレイアウトが頭の隅にあると、後々コミュニケーションや画面サイズに苦しめられることも減ると思います
おわりに
SPサイズ
横790×縦1688px~
PCサイズ
横1920×縦1080フルサイズ~(コンテンツエリア横幅1080)
画面サイズの基本的なことについてお伝えしましたが、どうでしたでしょうか?
わたしも今回のブログを書くにあたって
なんとなく理解はしていましたがこういう事か!と発見もあり、より理解が深まったのでみなさんにもそう感じてもらえたら嬉しいです。
この記事を書いた人
グラフィックデザイナー
こまひかり
デザイン事務所やネットショップ勤務を経て、2020年退社+出産。KOMAWORKS設立。現在、在宅 業務委託+個人事業主。主にデザイン、広告製作を行います。
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